腸もみセラピーで便秘解消（腸活デトックス）

腸について

腸は小腸と大腸に分かれております。小腸はあまり知られていないのですが6～7mの長さがあり、食べ物の消化、吸収を行なっております。この細長い器官にてそれぞれ役割があり食べ物が上手に選別されているのですね。どうして腸活といわれたりするかというと実は役割がそれだけではなく外敵から体を守る免疫細胞が密集している場所でもあるのです。これによって何でもかんでも吸収しているわけでないのです。身体にとって毒のものはここで免疫細胞たちが処理をしてくれています。ただ善玉菌が少なくて悪玉菌が多い場合はこの力が弱くなり、いわゆる免疫力が弱い身体になり、容易に風邪をひいたり、下痢をしたりするのです。ですので小腸はすごく大事な場所といえますね。

そして大腸は約1.5mの長さがあります。大腸では小腸から送られてきた食べ物から水分を吸収するのが一つ目の役目で、そして食物繊維などと残ったものをからませて便をつくり排せつするのです。よく腸活で食物繊維が大事だといわれていますが、食物繊維が善玉菌の餌にもなるし、残った繊維も便のカサを増やすのになることから、毎食、食物繊維を食べるのは大事なのに気づくかと思います。とくに食事のはじめに食べることでその力を強く発揮しますので、フランス料理のように前菜からはいるというのは意味があることなんですね。いくら暑くてもいきなりビールは身体には良くないわけです。

ポッコリお腹について

多くの方がポッコリお腹の原因は脂肪だと思っている方が多いです。ですが実際はお腹がすいているときは細くて、食後だけポッコリする方のほうが断然と多いのです。腸の動きが弱いことで便やガスが停滞することで、特に下腹部がポッコリして見た目が悪くなるのが悩みの方が多いですね。

こういうポッコリ下腹には腸にアプローチすることでお腹を凹ませることができる施術をおこなっております。胃や腸は常に下垂しやすい特徴があり、胃下垂や脱腸などで悩む方が多いですし、腸捻転や生まれつきの腸回転異常で、最悪、腸閉塞になった方も知っています。ですので腸の位置異常に関しては常に予防をしておくべきだと感じています。特に大食いなのにやせ型の方は日ごろから便秘対策をおすすめしています。

最近感じるのは座り仕事の方です。座ることで常に骨盤が開いた状態になる前、下垂しやすいのです。このあたり、まめに立ったりするだけである程度解消可能です。またここからは悪循環にはいります。それによって元々の便秘も悪化し、骨盤も歪み、その隙間にまた腸も下垂しそこもポッコリしていきます。凹むところはつねに下側になるため、脱腸や腸ヘルニアで悩む女性も多いです。痔になる方もいますね。

腸もみについて

そんなぽっこり下腹を改善するためには、いかに腸に刺激を与えるかが大事になります。当院では鍼灸を中心に血流が良くなる施術をおこないながらも、必要があれば同時に腸もみもおこなっております。あわせることで相乗効果が期待できるからです。それによって腸の位置異常が回復し、上にあがれば、腸で圧迫されていた骨盤のゆがみもとれるし、もちろん町内の動きも回復するので便通にも良いわけです。

ぽっこり下腹の原因となっていた便秘の改善のためには、食事改善だけでなく、腸を正しい位置に戻すことが大事なんです。腸もみをどうしてしないといけないかも位置を正すわけです。

腸内環境について

この位置異常を治してから腸内環境を考えていけば良いわけです。残念だなと思うのがせっかく良い乳酸菌などのサプリメントをのんでいるのに、腸もみをしていないので骨盤も歪み、腸内のガスや便秘も強いかたです。もったいないですよね。

それから腸内環境を整えていく食事に変えていくことで、本当の意味での腸活は完成するのです。腸活と菌活の組み合わせですね。それにより便秘や下腹ポッコリだけでなく、免疫力もよくなり、冷えも治ったり、体調も良くなるので本当の意味で体質改善になります。これに体温アップの温活も組み合わせればさらに強化されます。