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パニック発作がでなくなる対処法(パニック障害・不安障害のかたへ)
(どうしていけばパニック発作に不安や心配にならなくてすむのか?)

心配しすぎることはないですか

すぐに不安になったり、心配になったりすることはありませんか?

心の不調は特別なことではなく実はほとんどの方がみせないものの心に抱えて生きています。

最近よく眠れない、やる気がでない、休みの日は動けない、などの体調の問題に気づいてはいるものの、見てみぬふりをしていませんか?ですが日を追うごとにそれが大きくなってきて、そろそろどうにかしないといけないと思っている方が良く相談に来られています。

まずは自分の状態を知り、無理をしていたら何かを減らしたりすることで余裕をもつことからはじめることが大事です。治療をしてよくなったとしても以前よりさらに無理をしてしまう方が多いです。それにより結果的に以前よりもひどくなっていきます。

身体がつらいことから逃げないで、ぜひそれを感じてほしいです。その体から出る声は悲鳴を上げているからです。そのサインに早くに気づきそしてそれに対応するのが本当の意味での治療ですし、私たちはそういうあなたのために仕事をさせていただいています。

また周りの協力も必要です。人というのはどうしても比べてしまう生き物です。自分は元気なのにどうしてあの人は元気がないのか?やる気がないのか?たるんでいるのか?と考えてしまう方も多いです。ぜひ、体調が悪い方にはちゃんとした理由があることに気づいてほしいです。決して怠けているわけではありませんので。

 

ストレス社会を生き抜くためにできる事

現代の社会はストレス社会と言われるほどになり、その生活は以前と比べても心身の健康のバランスを崩しやすい環境であります。ですので心の不調がでるのは実は普通のことであるとも考えるようになりました。ほとんどの方が何かしらの不調を感じつつも、今の環境から脱することもできずなんとか終わりまではまっとうしようと考えています。それが例えば学校であったり、会社であったり、家族であったりするのだとと思います。

自分でコントロールできる状態であれば、栄養睡眠運動などを適宜かえることで乗り越えられるでしょうが、コントロールできなくなってきたら早めに修正をし、それでも難しく思えるならばそこが来院の目安になると伝えています。どうしても人間関係だけは自分の力でかえれないし、コントロールもしにくいです。もしコントロールできないと思ってもがんばりすぎないでほしいです、そして決して怠けているとも思わないで、まずは少し休んで以前の状態に近づく事を考えていきましょう。

出てくる症状も、身体的なものであったり、メンタルのものであったり、睡眠などのリズムの問題などありますが、それはすべて同じ原因であったりもしますので、まずは相談してほしいと思います。多くの方がもっと早くに来ればよかったとか、ここに相談に来てよかったといってもらえています。

 

すぐに心配性になったり不安になりやすいかたとは

こころの不調になりやすい人の特徴とは

以下のような性格・タイプを持つ人は、そうでない人と比べるとこころの不調になりやすいという当院のデータがあります。

 

真面目なかた

学生時代から1つのことをつきつめて努力してきて、さらにその後もずっと頑張ってきた方がある時を境に電池が切れるようになる時があります。よく燃え尽き症候群(バーンアウト)ともいわれたりします。その修正はかわることもなくなにをするにしても一生懸命にしないときになってしまいいずれは完璧主義への変貌を遂げています。脳内の神経伝達物質に影響を与えるといわれていてうつ病だけでなくパーキンソンなどの難病にもなりやすいといわれています。

 

〇敏感、過敏なタイプの方

自分のストレスなどを敏感に感じてアレルギーがでたりメンタルに来たりすることはあると思うのですが、ここで書いている過敏というのはそれだけでなく、他人の感情を読み取ってしまったり、メディアで流れる不幸なニュースを見てしまったり、というそういうところを敏感に感じ取ってしまう方になります。最近までコロナ感染者数が毎日のように発表されていたせいでメディア鬱とか、答えを求めてつねにSNS検索をし続けてしまうドゥームスクローリングとかいわれたりもしています。あまりにもそういうタイプであるのなら見ないようにするのも手です。また、子供さんの場合はYouTubeやオンラインゲームにはまる子もいずれ大人になったら不安なタイプになりやすいとおもいます。

 

〇こだわりの強い方

結果重視で生きている方が多く自分のやりたいことを自分のやりたい方法でやりたいタイプです。周りの理解を得られないことが多く孤立する方も多いです。また結果が出ているときはいいのですが、うまくいかなくなってくるとストレスを感じ始め、ずっと動きっぱなしだった方が急に動かなくなる時も。

 

〇睡眠不足、過労、栄養不足

これらは当院でもよく注意しているところです。生活習慣をよくチェックして、あまりにもかたよっているかたは少しづつでも変えていくように伝えています。自分の病気が生活習慣とかは関係なくあくまで病気ではと思い、いろんなところで検査をしたりドクターショッピングを繰り返す方も多いと思います。

 

〇世渡りが上手なタイプ

周りとの距離感が上手でつねに気を使っていたりして気にしている方はそういうタイプではないと思われがちですが、1人になるとすごくネガティブであり人が変わった感じになります。これもまじめな方に多いのですが、幼少時からの習慣であろうとおもいます。常に両親や親友に期待されていたりして、その方が喜ぶように頑張ってしまうタイプです。周りとの関係もよくなることから何の問題もないのではと思われがちですが、それも気にしすぎてしまうと先回りで考えてしまう癖ができ、その結果に不安や心配になったりします。それはいずれ自分の子供と接するときにもでてしまいますので早い段階で気づていておくことで注意できる方もいます。

 

パニック障害の方へのアドバイス

どのようにすればいいのか? 

パニック発作は自分自身もそうなのですが、周りも含めて、発作がでたとしても気にしないようにするのが大事です。周りにいてくれる方もその発作に対して理解してくれる方と一緒にいるのが理想です。

お互いが楽に生きれるような環境を作るのが大事です。発作がでてもいいように前もって考えておくのも余裕がでると思いますし、出たら困る場所はやめておくこともありだと思っています。

発作は気合であるとか薬であるとかでコントロールはしにくいです。ですので出たとしても仕方のない病気であるということを周りも理解できていることが大事です。

病を理解することから

わかってもらえない

まわりは考えすぎだよとか、気にしなくてもいいよといわれたり思われたりしているとおもいます。

ですが発作の出ている本人は気にしなくてもいいよといわれることが気になっています。態度でそのように示してあげて、言葉では見守るくらいがちょうどいいのかもしれません。

大丈夫だよ、気にしなくていいよという言葉はやさしさのように見えるのですが、実は本人にとっては苦痛でしかないということもあるのです。

 

この言葉も同じですね

日々がつらいです

発作がでているときに落ち着いてといわれるのも苦痛だし、言いたくなるのはわかるのですが注意したいところです。大丈夫ですか?というのも同じです。まったく知らない方が道端で発作をだしてしまったときはもちろんそうでしょうが、病気のことを理解している方からの言葉はつらく感じます。

落ち着いたら発作はとまるよといわれるたびに、本人は止めようと無理をすることで更なる不安と恐怖にかられます。

 

一番大事なのは弱いからじゃない

ストレスはありますか?

よくいわれるのは気の持ちようじゃないの?周りに甘えているのではないの?と、自分はすごく元気だから弱い人のことを理解できるのはわかるものの言葉は出なかったとしても態度で出る方は多いのではないでしょうか?

そしてもちろん自分でも自分が悪いんではないだろうか?自分の弱さからきてるのでは?周りに迷惑をかけているのではとなって、さらに動けなくなったり、外に出れなくなる方も多いのです。とくに子供の時はそれがなおさら強く引きこもりや不登校の原因になる場合もあります。

よく弱いからなったといわれてる病気ほど、実は逆で強いからなったとも言えます。自分自身が強すぎたから周りよりがんばりすぎたせいで、誰にも相談できず自分で解決しようとがんばりすぎたんだと思います。

頑張ってきたのに、まだ頑張らないといけないの?となって、動けなくなった方をたくさん見てきています。逆にあまり頑張ってしまわないように、少し休んでみるのが大事なんです。

 

パニック障害でよく出る症状について

冷えはやはり注意になります

パニック障害の症状としてはどのようなものがあるのか?

突然襲われる発作的な症状としてよく見られるものは以下のような症状があります。

★動悸、息苦しさ、過呼吸などで、駅など人ごみの中でしゃがみこんで苦しんでいる方をみることはあると思います。

★めまい、たちくらみなどこれらは鉄欠乏貧血や低血糖なども関係している方もいます。

★吐き気や嘔吐は胃酸の働きもあるので、これも同じく食べ物の関係や交感神経亢進などもイメージしたいところです。

★不安感や恐怖感で動けなくなる、トラウマ要素や人間関係など環境の問題も。

★汗や臭いの問題、手汗や脇汗は過度の緊張が多い方に多いです。緊張が多い環境ではないか?もしくは過去にそうだったのでは。

上記のような症状を伴う発作が突然現れ、そしてそれが何度も繰り返されることでパニック障害や不安障害といわれたりします。

 

パニック障害は、上記の症状を抱えつつもさらに以下のような経過をたどることが多いです。

★パニック発作

突然、急に何のきっかけもなく出るようになります。どうしてここで出るのというリラックスしている時もでるときもあります。

★予期不安、軽い前兆をだす

最近調子が良く発作の出る回数が減っている時でさえいつでるのかとつねに不安が付きまといます。軽い前兆を前もってだすことで自分ででないようにコントロールしている場合もあります。

★広場恐怖や高所恐怖や閉所恐怖

予期不安がおこったら、そのパニック発作を起こした場所へはいけなくなります。また同じような空間も同じです。空間が高ければ高所が、狭ければ閉所がとなります。特に電車が乗れなくなることで引きこもりになる方はたくさんおられます。

 

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