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強迫性障害について
強迫性障害とは自分ではわかっていはいるものの、ついついこだわってしまったりして生活に影響は出るのと、周りや家族にも迷惑になったりもします。
自分でもつまらないことだとわかっていても止められないことを指します。よく言われるのは、ガスを止めたのか、鍵をしたのか、窓を閉めたか、洗濯物は入れたのかなどになります。
考えれば考えるほど不安になってしまい、家に帰って確認をすることで安心します。いろんなかたでこのようなことがあるのでしょうが、生活や仕事にまで支障が出るかどうかが判断する基準ともいいます。
強迫性障害の原因となりそうなこととして
強迫性障害では先ほども言った感じで、確認したいという行為と、それに関するとらわれがポイントになります。他にも潔癖症であったり、何度も同じ行動をとったり、何かされるのではないか加害者意識なども含まれます。
なりやすい原因としては、もともとそういう気質がある方であって、小さいときから他の方と比べてそういうタイプの方であったことがあるでしょう。それに加えてストレスや周りから認められない生活や、仕事上失敗できない環境や、毎日が忙しい生活、トラウマや、人間関係が悪い環境など、いろんな原因が重なり合ってひどくなると考えられています。
強迫性障害の対策としては
先ほどの原因となりうるものを少しづつ緩和させていくのが大事です。いきなり強く変化してももしあとでその跳ね返りが戻ってきたのなら悪化していくこともあるからです。なるべくできる範囲でできることからおこなうことで少しづつ変化していきます。
ほとんどの方は一気に治したい、すぐに楽になりたい、と考えて安易に強い刺激や強い治療を受けたがると思います。ですが、前と比べて少しづ強くなっていくというのが東洋医学だと思うので、焦らずゆっくりと鍼灸治療を受けながら生活環境を変えていくことをおすすめしております。
まずは自分が強迫性障害であるということに気づいていなくて、性格であるとか、自分の体質だから、仕方のないこととしてあきらめてしまっている方が多いように感じます。
でも自分が病気ではないのかと気づき、治療を続けることで前よりも楽になったとか、生きやすくなったとか、認めてもらえて嬉しかったといわれることがあります。
まずは認めることからはじまるのかもしれません。
●強迫性障害になりやすい人として
強迫性障害とは自分でもつまらないことだと感じているし、問題はないとわかっているのに、確認せずにはいられないという方が多いです。そのことが頭から離れないので、何度もそのことを考えてしまったり、何度もそれに関する行動を起こしてしまうことで、生活や仕事にも支障が出てしまいます。それがわかっているのにやめられないというのが特徴であります。
何かに脅迫されて動いているように思われることから強迫症といわれることもあります。性格的には完璧主義者であったり、几帳面、まじめというのがあります。これは幼少時からそういうタイプの方であることがほとんどです。
もし自分がそのような性格だったと気づいていたら、なるべくそのような環境に身を置かないことも大事かと思いますし、人間関係もそれを理解してくれる友達やパートナーを見つけることも必要かと考えます。あまりにも理解されないとしたら症状もさらに悪化していくことも考えられますので。
強迫性障害では、自分でもわかっていても同じことが頭から離れなかったり、何度も同じ確認を繰り返し行ったりすることによって、日常生活にも影響が出る精神的な病気です。
とくによく聞くのは鍵を閉め忘れたかの確認です。あとは、手洗いを何度も繰り返す方も多いです。どうだったかなと気にしてしまう方は多いでしょうが、気にするだけでなく何度も繰り返さずにはいられないというのが症状となります。
●ストレスとの関連性
ストレスの中でも特に対人関係によるもの、仕事上の関係などどうしようもないところにあり、仕事をやめたくてもやめれないことでそこがジレンマになっているケースです。転職をしようとは思うものの、今の職場より悪い環境ならと考えてしまい、一歩が踏み出せなくもなっています。人間関係が大事なので、いかにそこをクリアするかをあせらずに今できるところだけでも変化させていきたいところです。
●ライフスタイルとの関連性
いつもの自分がしてきた楽なライフスタイルから急に変化することで発症してきます。環境の変化でいえば、結婚や出産、職場の変更や転職、引っ越しなどがあります。もしそれらが自分にとっては楽しいことであったとしても、その楽しいことがきっかけで症状が悪化することもあるので厄介です。いろんな変化に対応しにくいことから自分のぺーずが乱れないようにあらかじめ準備していくことが大事ですね。
まずは自分の体調やリズムが狂ったときや嫌な方と対応した時、睡眠不足や仕事の時間が長すぎた時などは注意すべきです。強迫性障害の症状が出やすいからです。
いつもよりも敏感であるし、感じやすいことから、今日は注意しないとと思うのは大事ですし、なるべくはやくに休まれたほうがいいです。また、症状が出てしまった場合は、なかなか自分では止められなくなるので、まずは症状をだす回数を減らすことにポイントを置く方が日々楽に過ごせると思います。
そして大事なのは我慢しすぎないことです。我慢しすぎることで症状を抑えることはできるかもしれませんが、それがストレスになってしまえば元も子もありません。ある程度の症状は出ることは大目に見て、今よりも少しでも良い状態にしてくことが楽になるポイントですし、そこから悪くならないようにコントロールする術を見つけられるかがカギだとも思います。
そしてそのときのモチベーションがどうかも大事ですね。どうしても忙しかったり、体調が悪いときにコントロールできるかといえば難しいでしょう。いろいろ注意できるのはモチベーションが高めの時だと思います。例えば私たちのような治療院に行って少しでもらくになりたいと考えるのはモチベーションが高めの時だと思います。
強迫性パーソナリティ障害の特徴は、なんでもかんでも完璧にこなさないといけないと思う事です。そうでないといけないと思い込んでいるところもあります。常に余裕がない状態であり、失敗は許されないと考えています。人間性の問題であって、強迫症と名前がついているものの、強迫行為や強迫観念などはなくて別の障害であるので注意したいところです。
強迫性パーソナリティ障害の人は、ルールや手順など、またそのやり方に極端にこだわり、中途半端にすることができないので、なかなかやっていることが終わらないことが多いです。そして何度もやり直してしまいます。掃除などでも潔癖症であることが多く何度も掃除を繰り返したり、物のおいている場所も同じところでないといけません。またそのような行動が周りがどのように思っているかなどや、迷惑になっていたとしても気にしないです。
仕事に関しても完璧を求めるのでリーダーシップはあるものの、周りにもそれを強要するところがあるのでトラブルも多いです。周りとの協調性には乏しく、人には仕事を任せられない人が多いので、1人で黙々とする仕事に向いているといわれてます。自分でそれを選べればいいのですが、親や周りから仕事など決められた方は、いずれそれが自分には合わないことだと感じるときが来ると思います。
例えば私たちの仕事である鍼灸師は1人で黙々とする仕事でもあるので向いている方も多く、知り合いの方の中にも自分からそうだといわれる方も多いです。人の少ないところでのんびりと自分のペースでされている方が多い印象です。ぜひあなたに合った仕事やライフスタイルが見つかればいいなと思っています。
強迫性障害の寛解と再発について
強迫性障害は、普通に病院にいって治療を継続できればよくなる病気です。ですが治ったかでいえばそうではありません。鍵の確認や手を洗うなどの動作は普通のことなので、それが過度なのかどうかの基準はありません。
ですので病院での治療だけでなく自分でコントロールする術も必要だと感じています。どこまでが許容範囲なのか、そして習慣に落とし込むかが大事です。
自分がしんどくないところ、生活にもさほど支障がないところ、そして周りにも影響が少ないところ、そこが多くの方のゴールではないかと思っています。ゆっくりそこに向けて治療をしたり、体調を整えたり、仕事をしたりしながら、自分のライフスタイルを見つけてほしいと願っています。
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